縄文のある風景

古里の四季折々に、ゆったりと流れていたであろう「縄文」に思いを重ねて

躑躅

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                         photo  by カカ

 断捨離の小休止。ちょっと足を伸ばし、躑躅見物に。

 遠目はすばらしいが、近くによると、盛りが過ぎたかなと(ン?人様もも似たようなモノかな)。

 

 ここにまたこれるかな~。ここで20数年、春(躑躅)と秋(紅葉)を楽しませて貰った。今日は、躑躅の色よりも、カエデの鮮やかな「緑」が目を引いた。捻くれ者の目は、「緑」の世界にどっぷり。これはカカも同様で、時折の、「赤」いサツキらしき物が鮮やかに映った。

 躑躅見物の名残にお茶する。小舟を浮かべた人工池を前にし、茶屋の縁側にカカと二人並んで座る。カカは団子とお抹茶、私はお抹茶のみ。心地よい「間」だった。

 さしたる感慨はなし。私は何事にもそのようだ。青年時代にむさぼり読んだ、太宰の「ただ一切は過ぎていきます・・・(人間失格より)」の影響があるのかしら。次姉からの「太宰は毒があるから注意して読むように」ということばがよみがえる。

 

          おもひでの選択もまた断捨離か