縄文のある風景

古里の四季折々に、ゆったりと流れていたであろう「縄文」に思いを重ねて

「かたし」

   「かたし」(または、「かたい」)。子供の頃からの呼称ですが、実は、椿の実のことなのです(若しかしたら椿そのもの及び椿の実を含めたものかもしれません。何せ、五島に来て日が浅いものですから・・・エッ?)。ただ、「かたい」の花、「かたい」の実、という表現をし、また、聞いた記憶があるため、「かたい」(「かたし」ともいいます)とは、椿ということの方が適当かも知れません。

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 これが、「かたい」の実です。

 庭先の表情をパチリ。実は、今年、初めての「かたい」の収穫をもくろんでいるのです。好事家にはおわかりでしょうが、「椿の実」は、色々と加工されて、結構、もてているのです。代表的なのは、「椿油」。カカの必需品です。次が、化粧品用。

 マ、活用法は他の人達に任せるとして、取り敢えず、「実」の収集を目指します。時期は、お盆過ぎ。この実が黒っぽくなり、少し開けてくる頃でしょうか。「もう、収穫はやめた。」という、叔母達からのアドバイスを受けながら、頑張ってみます。因みに、当地には、「椿街道」なるものがあるとか。下世話にこの椿群、とある化粧品会社の息が掛かっているとか・・・。

 昨日ブログの〆「仕事がないから帰れないではなく・・・」というフレーズにあるように、若しかしたら、生きる道の多様さに寄与するかも知れません。

 

      縄文人は、常に自然と共にあるのだ!