縄文のある風景

古里の四季折々に、ゆったりと流れていたであろう「縄文」に思いを重ねて

竈(くど)

 かまどの事を、当地では「くど」と呼びます。

 昨日、ひょんな事から、以前使っていた「鉄製のくど」と出会う事になり、本日、伐採草木のご供養(焼却)に使ってみました。

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 良く燃えます。この「鉄製くど」の狙いは、焼却灰の処置です。思いの外の効果でした。「くど」内での完全燃焼に近いため、きちんとした灰に成りましたし、何より、火のコントロールが容易でした。「くど」本体の持ち運びも楽ですし、灰(肥料としての)を使用したい所での焼却を簡単に行えました。

 この「くど」、今はぼろぼろですが、元気なときには大型の「平釜(直径1メートル程)」を上に乗せ、「とくってん(心太)」「カンコロ」「茹で干し大根」「煮しめ(炊き出し用)」の作製現場が記憶に残ります(塩を作っていたとの情報も)。特に、最後の記憶は、車椅子の亡母監督の下、「とくってん」を作った事でしょうか(10数年前)。亡母の「とくってん」作製技術は秀逸だったとか。今は懐かしい思い出です。

 なお、写真右上の黒丸内は、叔母に戴いた「猪除け=ししおどし」です。薄暗くなると、赤白点滅の作業で、猪に脅しを・・・、掛けるのです。

 

 明日から師走だそうですが、見て下さい、この気温と、雲。

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 見た目には、かなり、入道雲に近かったのですが、写真ではちと・・・、と言う所です。COP21(温暖化詐欺会議)へのあてつけでしょうか?

 

  縄文人は、寒暖に関係なく、淡々と、生きて来たのですヨ。ネ?