トクッテン=心太
27日のお大師様に向け、心太を炊いています。先ず、大釜に水とテングサを入れ、
煮詰めていきます。手タレは叔母。
頃合いを見計らって、濾します。実は、この段階が非常に難しいらしく、食感等を含め、一番大事な瞬間だそうです。この見極めの達人が、私の亡母だったとか。
この様な容器に、
大釜で煮詰めた物を入れ・・・
徹底的に絞ります。手タレは叔母、しゃもじ突きはカカ。参考までに、絞りきった残り糟は、肥料にするそうです。
濾したテングサ汁(?)を麹蓋(モロブタ)に入れ固めます。
これで、トクッテンの出来上がり。如何でしたか?ご存じのように、寒天は、トクッテンからの派生食品。中には、寒天を戻して心太として供する所もあるとか。五島では、お盆を中心に、祭事等にトクッテンが重宝されます。子供の頃は潜って、テングサ収集に励んでいました。今年は一つ、テングサ採りをも、計画に入れておきましょうか。
やれやれトクッテンは終了、と思った矢先、カカ、憤怒の形相。「ヒワば喰われた。」。と言うことで、急遽、テグス作戦開始。
見にくいでしょうが、塩ビ管どうしは、テグスの連絡網。カラスの対応加減で、これから先の対烏作戦が決まります。
縄文人は、トクッテンは、喰うとらんばい。