縄文のある風景

古里の四季折々に、ゆったりと流れていたであろう「縄文」に思いを重ねて

直会をもって例大祭終了!!

 「なおらい」と読みます

 本祭りにも、供物(神饌)がどっさり。昔から、供物用農作物を沢山作っていたとか。前夜祭に一度奉納すれば、本祭り時新たに奉納する必要はない、との認識でしたが、前夜祭と本祭りは別々の扱いだとか。実はこれ、準備が大変。酒(御神酒用で、一升瓶で2本)・野菜・果実・米・塩・乾物・お菓子、そして、何故か「掛け目」と呼ばれる生魚を、揃えなければ成りません。2日分です。

 かくして、お祭りは終了です。直会(なおらい)終了後、お開き。皆様、お疲れ様でした。ところで、直会とは「神事の最後に神事に参加した者が一同で神酒を戴き神饌を食する行事(共飲共食儀礼)である。 by Wiki」と有ります。実際はどうなのでしょう。直会に出てきた料理で、神饌(供物)を使った物はありませんでした。今日などは、出前のオードブル。皆さんの難儀さを考慮すれば無理からぬ事ですが・・・。宗教的儀式においては変遷が著しく、例えば、神社等へのお礼「お初穂」、これは、初穂(稲)→穀物等→農作物となり、現在は金銭が一般的です。何なんでしょうネ~。ここの集落で、「意味は?何故?」の問いに帰ってくるのは「サ~、昔からそう言うから・・・」が殆ど。

 儀式は疲れます。もっと疲れるのは、上五島の人間になりきっていないための、古き因習です。変えられる物は変えていきますが、宗教的事案についてはデリケート過ぎて取り扱いに困難が予想されます。

 

             縄文人、明日は休養日?