縄文のある風景

古里の四季折々に、ゆったりと流れていたであろう「縄文」に思いを重ねて

やられた~!!!

 初獣害

 朝6時前、「お父さん一寸来て」の、やや、泣き声カカに続き外へ出てみると・・・

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 頭に血が上りそうでした。直ぐに決断。時間を見計らって町役場(農林課)へ電話し、対策を相談。直ぐに伺うとの返事に、11時から告別式がある旨伝えると、午後からの作業との結論。

 役場にも「すぐやる課」があるのでしょうか。本日担当された方は「千軒はこなした」というベテラン。勿論、猪対策網。ささっと計測、ささっと計算。実は、網購入に、補助が出るための綿密な計算です。防御網設置費用の半分近くを、県と町が負担してくれるとか。証拠写真は、いつの間にか確りと(撮りました by担当者)。ついでに、網の発注までして戴きました。個人での取り付け工事終了次第、役場へ連絡、確認後、補助金が振り込まれる運び。取り付け方法まで、レクチャーしてくれました。

 資材が届き次第、一人細工の時を迎えます。坂道を上り下りし、網を運搬することを皮切りに・・・。このことは、後の報告とします。

 夕方のカカ、どうせ今晩猪に喰われるから、と、少し実が入ったトーキビを採取。やるせなさをただよわせながら。

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 さて、本日のメイン行事は、告別式。神葬祭故、「葬場祭」と呼称します。この集落での神葬祭は通常、個人の家で行われます。従って、列席者数と家屋の広さがマッチしない場合、必然的に、屋外にはみ出る人達が出てきます。私達夫婦は、はみ出しを選び、ゆっくりと列席。暑かったですよ。涼しい風が、幾分、体を労ってはくれましたが。喪主たる、故人の長男坊、揺らぎながらも確りと勤めていました。両親を亡くしたことになりますが・・・。

 トピックス;伯父、故人の友人代表(?)として弔辞。「私は、うたうたいます」に、「エッ」。したらば・・・、得意の「句」を朗々と・・・。涙が出そうでした。がんばれ伯父貴、せめて、90過ぎまでは生きようぜ。ということで、何か、ざわざわの一日でした。

 

         縄文人、宿敵と向かい合う・・・