縄文のある風景

古里の四季折々に、ゆったりと流れていたであろう「縄文」に思いを重ねて

風んちんたか

 風が冷たいの意

 11月に入った途端の寒風です。此を待っていた人。早速早朝からのお仕事。ご存じ、カンコロ作り。芋の皮剥きは「仲の良い”ご”夫婦」で、とのこと。ごちそうさまダス。

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 カンコロと言えば、カカの買い物時、折角のカンコロを雨に打たれて台無しにしてしまった事を悔やむご婦人を見かけたとか。カンコロ干しは今日みたいに、冷たい風の日は最高とのこと。雨に打たれると、色・艶、何より、酸っぱい味に変化するとか。彼のご婦人、多分、売りに出す予定だったのでしょう。昔は、通学路沿いにナダラ(竹を簀の子みたいに組んだ物干し場)を屋根で覆った一種の小屋が林立していました。時折、半乾きのカンコロを1~2枚失敬していました。帰宅時の空腹を紛らわすためです。今は、懐かしい思い出。

 ところで、エンチの仕事。やっとこさ、pochi 号の出番です。猪に襲撃された畑も整理し、玉葱作付け準備完了と言うところ。

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 土が軟らかすぎると、少し難儀するようです。pochi 号も、少し草臥れた様子。この「のとこ」には、玉葱・白菜(初挑戦)を追加する予定。現在の作付け品(「のとこ」)は、大根・蕪・聖護院蕪・キャベツ・人参・牛蒡・ほうれん草・ジャガイモ。

 さて、どれほど収穫出来ますやら。因みに、今年の甘藷は、猪害にて残念な結果。来年に期待しましょう。

 

          縄文人、果報は寝て待て、か