縄文のある風景

古里の四季折々に、ゆったりと流れていたであろう「縄文」に思いを重ねて

やばら(い)

 「家祓い  by神道

 宮司の予測が的中したか、時間ずらしの午後3時には、雨も上がり、風も落ち着き始めました。強風のため、お付き役を務める叔母に交代を申し出たところ、快くOK。ところが、紆余曲折・・・、「3人娘には、適わんでしょう? by宮司」。結局、我が集落が誇る、3人娘が「お付き役」遂行。

 ***お付き役とは(私の造語、正確な役名は不明)、宮司に付いて歩き、各家庭でお供えした物を、有り難く預かり(宮司にあげる物ではなく、取り敢えず、神様が預かるという事だそうです)、まとめて、本宮へ持たせるまでの橋渡しです。私も、子供の頃一度駆り出され、大変な思いをした事があります。当時は道路事情が悪くー従って車は無しー坂道の上り下りに苦労しました。今では、供物のコメは、皿に一盛り程度ですが、あの頃は、一升枡!!。つまり、1.5Kg。10軒回れば、15Kg。泣きそうだった思い出です。***

 盆・正月のみ住人が存在する家々、常時住人がいる家々。それらをお祓いして頂き、3人娘は解散。毎年の事とはいえ、留守を守るという事の意味を考えます。生きる灯火(ともしび)を保つため、皆、頑張っているのです。このブログを覗いてくれた人達、宜しかったら、「限界集落以下」の現状に思いを馳せて頂けたら、幸甚です。 

 

    縄文人は、常に、限界集落の危機に晒されていた?