縄文のある風景

古里の四季折々に、ゆったりと流れていたであろう「縄文」に思いを重ねて

造影剤は元気の素

 ???

 ダス。

 とある、病室での出来事。造影剤によるCT検査を控えていた検査入院患者。検査前は神妙にしていたのですが、検査後は、表情豊かに良く喋り、元気に振る舞っていました。造影剤に覚醒剤でも入っていたのかしらん、と、冗談でも言いたくなる程。

 本人が「置かれていた状態を杞憂し、それを、クリアーした」ことへの安堵感が有ったのでしょうが、それにしても・・・ダス。人科の生き物、それぞれが個性的であり、例えば、十把一絡げにする所謂「基準値」なるもの、そして、それを全てに当てはめようとする悪行に対しては、大いなる疑問ありダス。

 今日の病室、検査用機材のコンパクト化への賞賛ついでに「医者も進歩すればいいのに」と呟いた時「進歩しているからこんな機材が出来ているのです by 担当看護師」との反論。「それは、器具技術の進歩であり、医者としての進歩とは一線を画してくれ~~~。機材は進歩するが、病気が増えていることにどう答えるのでしょうか」との質問を、ぐっとこらえました。まさか、「機材が進歩したので、細かい病変をも発見出来るから」と、答えはしないでしょうが、人科の個性を確りと研究・実践する赤ひげの無量出現を望みます。

 

        毎日が新発見、明日も又