縄文のある風景

古里の四季折々に、ゆったりと流れていたであろう「縄文」に思いを重ねて

罠!

 罠に落ちたモノ

 「猪ん入っとる~」とのけたたましい叫び声で、安眠を破られた早朝。屋敷内か?と訝しげに起き出し、良く聞き出した所、これ・・・。

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 しっかりと、猪一頭確保。直ぐさま罠の仕掛け人へ連絡入れるも、これが連絡つかず、の状態。仕方なく開庁時刻を待って、役場へ連絡。顔見知りの猪・鹿・専門官到着。早速、処理開始。これです。

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 この写真、良く見て下さい。約2時間前(最初に確認した時)と専門官到着後の罠篭の位置です。ここまで、ズリズリと、猪の体当たりで、罠篭を動かしているのです。「ここまで、小父さん(私)が動かしたんですか?」は、専門官の相棒。返事は勿論、「イイエ、本人(?)が苦し紛れにここまで転がしたんですヨ。」。一枚目の写真と見比べて下され。

 なお、「罠の仕掛け人札がかかっている場合は、他人が勝手に処理出来ない。窃盗になる。札が無ければ、誰が処理しても構わない。」とは、専門官の言。捕獲料金有りの世界ですから。この後、専門官、罠仕掛け人家へ行き、当人へ処理を託したとか。役場よりの連絡有り、現着した時には、既に処理完了していました。

 で、罠篭本来の位置はここ。

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 「(何が何でも)動物愛護」の方には申し訳ありませんが、集落で立て続けに芋畑を荒らされ、住民の怒りはピークという状況での仕儀、当地では、次の獲物を求めています。 

 なお、約2ヶ月かかった罠捕獲、実は、荒らされた芋畑からのくず芋を餌として蒔いた事が功を奏した様です。蒔いたのはカカ、そして、何気なく「声が聞こえた様な気がした」と、偵察に行き、罠猪を発見したのもカカ。しかし、昨日早朝に遭遇した猪は、本日の猪の倍以上はありました。もののけ姫の世界を思い出します。

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 さて、当地では、台風雨にも見放され、雨に恋い焦がれていましたが、この3~4日、ちょぼちょぼと、慈雨を戴いております。決して、多からず、さりとて、少なからず。特に本日の慈雨は、上五島の為のものと解釈できるほどで有りました。感謝です。

 

                   では又