縄文のある風景

古里の四季折々に、ゆったりと流れていたであろう「縄文」に思いを重ねて

「いんばらまいて」

 ペタンク会場での一コマ

 「あよ~、久いぶりに聞いたばい。いんばらまいて」

 「あん?どがん意味な?」

 「”ばらまく”ちゅうこった」

 と、ご婦人同士の会話が自然に私の耳に。私にとっても、最早、死語化していると思われるこの”いんばらまいて”は遠い記憶にしか有りません。この地方の方言使用は、私の場合中学生の頃までで有るため、時折、思いだしては使ってみるものの、通じにくくなっています。

 昔、”明治は遠くなりにけり”との名言(?)がありましたが、ここに至り、最早”昭和は遠くになりにけり”でしょう。上五島内をあちこち歩いてみても、聞こえてくるのは、かなりの頻度での”標準語”です。啄木の気持ちが何となく理解できるような気がします。古里で古里の言葉を探すという、奇妙な状態ではありますが・・・。

 ペタンク会場の桜に期待をしていたのですが、この通り。長崎市は満開だというのに、やっとこさの所謂”開花”状態。来月のミニディ、最初はいつもの所でお花見ですと。

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                  では又