縄文のある風景

古里の四季折々に、ゆったりと流れていたであろう「縄文」に思いを重ねて

お見舞いと・・・

 集落で、寡婦のまま頑張っている人の入院見舞いに行ってきました。

 彼女の入院以来、息子さん達が交代で張り付いているようです。10年前の私たちと重なりますね。あの頃私たち夫婦は、母を介護(?)するため毎週のように帰島、ある人からは「おっ、帰ってきたなこの孝行者」と何度となく笑顔で迎えられました。本当は、親不孝なのにと思いながら。でも、有り難く拝聴しました。「親不孝」とは、一緒に暮らせなかったからです。

 車椅子になった時点で、介護所を介して前の居住地と五島とを行ったり来たり。でも、前の居住所にいられたのは、最大2週間。段々と、顔が青ざめてくるのが分かり「あ~そろそろ限度かな」と判断する時点で、母に「帰る?」。

 カカ曰く「五島に着いたとたん、お母さんの顔色がピンクになるのよ~」。こういう経験があるため、後輩達には「親の育ったところを大事にして」と、アドバイスは送っています。

 何かしら、すぎもとまさとの「吾亦紅」を歌いたくなりますが、心のより所は、かって叔母から教えられた「一生懸命親孝行したとしても必ず悔いは残るものですよ」です。

 

     今日をしっかり生きることが親孝行かな