縄文のある風景

古里の四季折々に、ゆったりと流れていたであろう「縄文」に思いを重ねて

すっきりしない一日に”あご”船

 台風(14号)接近のためでしょうか

 当地最接近は14日らしいですが、ここにきて、ゆっくりズムへ移行中との説も。何事もないことを祈ります。

 さて、これは”あご”(トビウオ)漁と思しき船、2艘で一組です。細かい業務は経験無しなので説明できませんが、船間に設けられた網への追い込み漁を行っているようです。ここ数日は朝一からしばらくのエンジン音が絶えません。

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 私が子供の頃、”あご”漁は今より盛んでした。秋口、北風と共に始まります。思い出すのが、小学校は秋の運動会。たまの運動会延期(あご漁優先)もありましたが、大漁旗を立てた船団が、運動会参加中の父兄をごっそり引き抜き、応援者がまばらな会となるのもしばしばでした。理由は、収穫した”あご”の加工要員。

 さてその加工、刺身に採るのは別格として、多くは”焼あご”と”塩あご”。焼あごは出汁用、串刺しにして炭火で焼いていきます。塩あごは塩をまぶして作るのですが、出来上がり品(乾燥させます)まで、かなりの手を取るようです。手伝いに行っていた亡母の帰宅が夜遅くと言うのもしばしばでした。”あご”漁自体、今は漁協一本のようですが、昔は個人経営(網元風?)であったとの記憶があります。亡母の手伝い先は親戚筋。

 ”あご”、子供の頃のおやつは焼いた塩”あご”と蒸かし芋。今は懐かしくも、食べてみようとは・・・。

 ここにも、「んにゃ、昔食ったてん」芋は食べる気がしないという御仁、今日も元気に通所リハビリです。

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                     では又