縄文のある風景

古里の四季折々に、ゆったりと流れていたであろう「縄文」に思いを重ねて

離島の悲哀

 殆どの船便が欠航

 むか~し、盆暮れに帰島。天候チェックは欠かせませんでした。船の揺れには強い方でしたから、五島へ向かう時は、荒天でも船さえ通えば、の心境。帰りが欠航と成ると、休暇との兼ね合いがあり、難儀します。「一日余裕を持った計画を立てて帰島します。」とは、同僚で、福江島出身者の言。

 五島灘を含む佐世保(長崎)ー五島航路の冬場は荒れます。私の酷い思い出は、有川港着直前「本船は、もうすぐ有川港着と成ります。本来は、航行できる状況ではありませんでしたが、大勢のお客さんが乗船されているため、途中の引き返しを念頭に佐世保港を出港しました。」とのアナウンスがあった、ある年の正月帰省時の事です。どおりで、横になっていたら、体がゴロゴロと右に左に転がり、あちこちから、すすり泣きの声。スクリューの空回りの音に、デッキ近くに波の影。面倒くさいから眠ってましたら、先ほどのアナウンスで起こされました。

 息子連れの時、「お父さん、口から下痢が・・・」との息子の言葉を理解するのに、2~3秒かかったことがあります。この息子、飛行機・バス・船と、酔いまくり人生でしたが、今は、平気な顔をしているようです。私が初めて”口から下痢が~”を経験したのは・・・年齢は定かではありませんが、デッキから、豪快に海へとぶっ飛ばした記憶があります。周りを見ると、心配そうな二番目の姉と、同じ症状の沢山の人人。原因は、多分に、ミカンの食べ過ぎ。この頃の私に、温州ミカンは、珍しい物だったのです。

この日以来、船酔いは経験していません(人間には、結構酔ってはいますが)。

 お花の時間。春菊(ここまでほっといてヨカとな)と、

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 スダチの、多分に花候補生。夏が楽しみダス。

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 鯉は、本日生け簀の中。

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     縄文人と船、想像を逞しくするに楽しき。