縄文のある風景

古里の四季折々に、ゆったりと流れていたであろう「縄文」に思いを重ねて

五島の磯香り

 一年ぶりでしょうか

 これです。”クロクチ”。

 昼過ぎ「潮ん引いとっけん”クロクチ”ば採りに行ってくる」「一人でや?」「ウン」と出かけたカカ「あんまりおらんかった」と帰宅後は、叔母の出番。 

 ”クロクチ”に付いた海藻など余分な付着物を取り除く作業です。年季が入っています。カカも、まだここまではいけてません。叔母の独壇場でしょうか。

 早速、S嬢にもおすそ分け。多分、本日の夕食には”クロクチ”の味噌汁が3軒の食卓に。子供の頃は「又か」と言うほど食卓に上っていたようですが、長じてのUターン後は、一年に一回が関の山です。「んにゃ~、(海岸の)石ころん上ばあんまりあるけんとよ、よろよろして byカカ」。年々、落ちていく体力とのせめぎ合いは何処まで持ちますか。

 夕刻の海はこの通り、静かでした。

 どこぞのお嬢さんが”赤玉葱”ゲットで大喜びの図。彼女に「顔出し駄目!」と言われましたが、笑顔がチャーミングだったため、目隠しだけ!。「赤玉葱は育つっとんむづかしかとぞ」とカカに聞かされていたのですが、どうしてどうして、立派な育ち方です。

 庭の”スダチ”も結実、今年はあらゆる植物が成長大、と言うところです。

                              では又