縄文のある風景

古里の四季折々に、ゆったりと流れていたであろう「縄文」に思いを重ねて

雑感

 たまに映像のことなど

 先日、たまたま見た映像に、是枝監督を追いかけている番組。フランスで撮影された映画「真実」の追っかけドキュメントでした。映画の主人公は、彼の、カトリーヌ・ドヌーヴ。久しぶりご対面の彼女、お年のせいか、少し太め。

 が、”これが本物の女優か”と思わせる仕草が。

 用意された台詞に意見を伝えるのは至極当然。彼女が、監督に対し意見具申(表現が適当かどうかは不明)するのは当たり前としても、次の言動に絶句。

 ことは、相棒の新人女優との掛け合い(映画では母親と娘、但し舞台経験有り)。この新人女優、”泣き”の場面で、自然な涙を流せず、”目薬を使おうか?(映画スタッフ)”とまで進んだ時、つと、彼女へと近づいたドヌーブ嬢(?)、何やら耳打ち。すると、直後のTAKE?で、新人君、見事な”自然涙”。

「あのとき、何を仰ったのでしょう?」との日本側映画スタッフの問いに「何を言ったかは言いません。言えば嘘に成る。その時の言葉を再現するのは不可能です。」旨、やりとり。

 しびれました。私は、昔から所謂”ことのは”に幻滅を感じていた所がありまして、「言葉は嘘を」「そのことを文字にするのは嘘の上塗り」を表現する、との信念があります。

 かってのフランス人、”言葉の裏ではあかんべー”が普通だと承知はしていましたが、これは、本物との認識。人間力か、女優力か、どうでも良いことです。が、日本の女優さんで、これ程の力量を持つ人は?故樹木希林さんは、大いに買いまするが、最近のTVドラマは学芸会。シナリオ・監督・出演者・・・。

 カカ、午後よりこれ。

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 世界野球プレミア12でJAPAN優勝。オメ。活躍した、人してない人、でも、日本の力は、総合力。

                では又